第四話 非可逆的
「地球温暖化の適応策って何?」
『CO2対策だけでは温暖化は止められないみたい・・?』
「じゃあ僕たちはどうなってしまうの?」
『温暖化に慣れて行かなければならないんだって・・』
「ホントにもう 後戻りできないんだね・・」
『そうだね!後ずさりするしかないかな?』
「なるほど!後退だけど前向きってことだね!」
『ん~・・??』
「昔々、浜辺でハマグリとシギが争っている間に漁師が両方をせしめて
行ったとさ」
『ハマグリとシギは、なんで気付かなかったの?』
「両方とも生きていくために必死なのさ」
~時は流れ~
「昔々のそのまた昔、ハマグリとシギが争っている間に・・」
『・・その間にどうしたの?』
「・・海水温は上昇し、河口は森からの賜物が途絶え、そしてハマグリと
シギ・・いや海にすむ全ての生き物は死に絶えたとさ」
『・・』
第一話 角が生えてますけど・・!?
「私のエコは、とても大事です」
『いや、私のエコが一番大事に決まっています』
「何を言ってるんですか、あなたのは・・ですよ!」
『あなたのこそ・・じゃあないですか!!』
“まあ、まあ・・”
“それ以上言い争っていると、角が生えてきますよ!!”
エコ→エゴ
“エコ噺” いい塩梅とは、なかなか難しいものです |